2014年の Google ロゴの変更は、気づかなかった…

Google のロゴマークのフォントが、セリフ(明朝体)からサンセリフ(ゴシック体)に変わりました(2015.9.1)。企業の顔にあたるロゴマークの変更は、銀行の合併などでも話題になるほどのCI(企業認識)変更につながる大がかりなことです。Google は2014年にもロゴマークの修正を行っていますが、その話は最後にします。Google は2014年にマテリアル・デザインという、Google のデザイン思想を発表しています。

マテリアル・デザインを一言でいえば、「人に優しさを伝えらるウェブデザイン」ではないかと思います。
模造紙や画用紙で作ったようなアイコンや彩度を抑えたパステル調の色彩などをバランスよく取り入れることで、「どこかホットできるウェブサイト」に印象ずけることができます。
Android や iPhone Appにも登場した Google カレンダーは、その一例だと思います。私もデザインセンスが気に入り iPhone にダウンロードして使っています。

今回の Google ロゴのサンセリフ変更は、全体的な評判は、あまりよくないようです。親しみやすさを通りこして、幼稚な印象と受け取られているようです。実際にMicrosoft Kinder のと同じ色使いという報告もでています。ただしこの変更により、セリフで使っていた無駄なメタデータがカットされて軽量化されているとのことです。

人は、多くの情報を目から得ている。

最後に、冒頭で触れたお話し。
実は2014年にも Google ロゴに変更があったようです。Google の「 g」 と「l」 の言われても分からないほど微細な位置修正が行われていました。銀行通帳の印影を検査するように、二つを同じ位置に重ねて見比べて、やっとわかる程度の位置調整でした…。
それを経ての今回の大幅な修正。頭脳集団 Google のことですから、きっと心理分析も含めて、緻密な計算の基に行われた変更ではないかと思います。そして、いくらでもチューニングをしてくると思います。

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