Bitcoin’s blockchain network scaling issue
結論:『暗号化決済の世界は未だ検証段階であり、未知の問題が多数存在します。したがって一般投資家の投資対象としては(自己責任が取れない人には)不向きです。現在のbitcoinを取り巻く環境は、経済戦争です。解決策は、BIP148(UASF)だけです。SegWit2xが支持された場合は、Bitcoin市場の信頼性を損ない、システムは崩壊します。』
以下の記事は、2017年8月以前に書いたものです。
私の意見は変わっていません、2017年11月11日現在も。
そして、CoinCeckがハッキングされた後の2018年2月4日現在も。
半年以上前のネタですが、私の暗号通貨に対する考えは間違いではなかったようです。追記することがあるとするなら、学習意欲のない人は暗号通貨、ディジタル通貨に参入するのは、まだ先でもいいのではないでしょうか。ただし、待っているだけの人の未来には、喜びも楽しみも訪れないと、私は思います。
2017年10月21日に、Bitcoinを70万円で一旦処分しました。
詐欺師のビットコインゴールドに付き合いたくなかったからです。
まともな理屈が通らないハードフォークや、Bitcoin Goldという意味不明なコインの誕生が起こるようですが、誰一人として、明快な説明をしていません。
部分的な解は得られても全体を明快には説明していません。このカオスがBitcoin開発者からマイナー、投機目的のユーザー、金融業者関係者の思惑で価格を狂気的に変動させ、さらにフィアットカレンシーの崩壊しているジンバブエをはじめ、世界経済の問題すべてがBitcoinのカオス価格に象徴されてきているような気がします。
そして、レバレッジなどかけずに、溶けてもいいだけの金額を私は11月になって、入れ直しました。
BCHも、11月10日7.5万円で仕入れた、今11月11日現在11.6万円を超えています。
まだまだ、上昇する2018年も明るいという世間相場ですが、いまから参戦するのは自己責任です。
Twitterの笑い話で「自己責任は分かりますが、この責任を取ってください…」という、自己責任の意味を理解してない馬鹿がいました。Mt.Goxで泣きをみた人たちが、いまどうなったか知りません。しかしながら、過去にはそういうトラブルがあって、将来にも、そういう予測不可能な事態が起こるリスクはヘッジしておくべきだと思います。
今のクレージーなボラティリティ対応法は、200%溶けても困らない自分のお金だけを投機するということだけです。
前回の分裂騒動は以下にまとめています。
現在(2017年7月23日)Bitcoinは、二つの問題があります。
一つは、Bitcoinの決済未承認問題(送金手続きをしても順番待ちの状態が続く)。もう一つは、中国が独占するbitcoin採掘問題です。
協議中のbitcoinシステム改修案も中国グループにイニシアチブがあり、中立性が保たれていません。Bitcoinが分裂して、BitcoinABC/cashに分裂した場合、手持ちのBitcoinが2倍に増えるなどと思ったら大間違いです。BitcoinABCは、根本がニセ通貨ですから、破綻します。
現状での、国際決済手段はEthereumなど、他のアルトコインでいいと思います。一般ユーザーは、決済以外のbitcoinは所有しない。受け取ったコインは直ぐ換金しましょう。日本国内のbitcoin取引所は7月23日から一斉にbitcoin換金停止しました。24日から、一旦、再開するそうですが、8月1日前後は取引停止を予定しています。取引所は、手数料ビジネスです。取引所もbitcoinの将来は分かっていません。
以下は、参考情報です。ご自分で事実確認をしてください。
さて、今回のbitcoinの問題の発端は、技術的なブロックチェーンのスケーラビリティです。利用者急増に、現行システムのブロックチェーン容量では不十分で、決済の遅延や未達が多発している。bitcoin最大のメリットであった安い国際送金手数料が、高騰しており、ブロックチェーンをアップグレードしない限り、bitcoinシステムは崩壊を免れません。
さらに、その裏にbitcoin minor(採掘者)の市場を独占している中国マイニング・マシンの存在があります。特許問題、脆弱性、採掘に関する不正疑惑の三拍子が揃ったASICBoostを使った中国製のマイニングコンピュータ問題です。bitcoin 開発者グループは、その是正も考慮したBIP148(UASF)を検討しています。
しかし、マイニング・マシンのシェア7割といわれるASICBoostを製造している中国Bitmainのジハン・ウーCEOが中心となり、中国側に有利な修正案で対抗しようとしているのです。
ジハン・ウーCEO、最初は(UAHF)として反対しました。
そして、途中からジハン・ウーCEOはMr.Barry Silbertという投資家が提案したSegWit2xという分裂案に賛同、そして、SegWit2xに賛同しつつも、すでにアルトコインBitcoinABCをローンチして、現在に至っています。
BitcoinABC by UAHF
https://www.bitcoinabc.org/
中国大手bitcoin取引所もSegWit2xに賛成しています。中国のbitcoin取引所を監視しているのは中国人民銀行=中国共産党です。中国人民銀行は人民元に代わる暗号通貨のテストを慎重に行っています。ちなみにBarry Silbertは、イーサリアムにも投資しているようです。
こうみると、bitcoinのメリットと称賛されていたblockchainは、過半数を占める採掘者に依存するという盲点があったのです。これはサトシ・ナカモトの論文にも明記されています。blockchainの『51%攻撃』と呼ばれています。
Bitcoin開発者と中国採掘者の対立構造で成立する暗号化決済システムの未来は絶望的です。Bitcoin採掘者に不都合な事態が起これば「採掘を放棄する」と、Bitcoin開発者グループを脅せばいいのです。もちろん、そんなことをすればBitcoinの信用も失います。今がその岐路というわけです。そして、その不確定要素の中で登場した中国Bitmainの新アルトコインのBitcoinABC(Bitcoin cashとも呼ばれています)です。
サトシ・ナカモトの高尚な理論に基づく分散型システムと手数料の安さはどこにもありません。今のBitcoinは、送金が遅く、手数料が高い、信頼性に欠けるシステムです。この辺りは、bitcoinの元開発者Mike Hearnが語っています。
「ビットコインはもうだめです」元コア開発者のマイク・ハーン氏が語る
http://btcnews.jp/mike-hearn-said-bitcoin-failed/
中央集権の海外送金なら、Ethereumや、銀行グループが開発を進めているRippleのほうがましです。なぜ、ましかと言えば、実際の運用です。改修途中のBitcoinの未来が不透明過ぎるからです。そしてSegWit2xは開発期間が極端に短いので、公開されても、そのあとのバグ・フィックスがどのくらいになるか検討もつきません。安定するまでにはかなりの期間(推定で短くても半年から1年)がかかることでしょう。
bitcoinにお金を注ぎ込むのは、ジェームズ・ディーンの映画「Rebel Without a Cause」に出てくる度胸試しのチキン・レースと同じです。Break out or Break down、それはvolatilityではなく、gambling。中国のbitcoin採掘者は多額の電気代とマシン費用を投じて、後戻りのできないゲームを続けています。CoinDesk Chartを見て、あなたの脈拍が上昇するなら、今すぐ、手持ちのbitcoinすべてを現金化したほうがいいでしょう。
大手IT企業(マイクロソフト、IBM、オラクル等)は暗号化通貨の開発を初期から始めています。暗号化決済が消滅するとは思いません。しかし、予測不能の価格変動、最悪は仮想通貨の価値の消滅など、なにがあっても不思議ではありません。
そして、事実か定かではありませんが、『米国のゴールドラッシュで本当に儲けたのは、金採掘者ではなく、採掘者用のジーンズを販売したLevi’s』という格言があります。誰がLevi’sか? 昨日までは、確実にBitmainだったと思います。
Realtime Unconfirmed Transactions
https://blockchain.info/unconfirmed-transactions
CoinDesk Charts
http://www.coindesk.com/price/
中国が管理。Bitcoinは隠された預金封鎖用の銀行
http://chinese-homepage.com/454
ビットコイン分裂問題続報!UAHFからSegWit2xへ。SegWit2xとは?7月21日に注目!
http://moneygamexx.hatenadiary.com/entry/2017/07/13/193013#SegWit2xを中国が国家ぐるみで支持