いまだに .xls や .doc を平気で使うIT後進国日本

慣れなのか、意識してないのか、いまだにOffice 2003以前のファイル形式 .xls や .doc を仕事で見かけることがあります。

マイクロソフトのサポート対象から2年近く前に外れたファイル形式を使う意味が、私には理解できません。

互換モードで開けますが、10年前のファイルなら理解できますが、去年や今年、新規作成したファイルなら当然、マクロウイルスでないことの証明としても、マクロを必要としないファイルなら.xlsxや .docxにすべきです。旧ファイル形式に無頓着なのは、意外と、一部上場企業とか、官公庁系で使われていることがあります。

イントラのレガシーシステムに対応させるためなのかは、わかりません。が、世間一般では、現在2016年です。

Office 製品の最新版は、Office 2016の時代です。

「Office 2003以前の利用者のため」、というような理屈は、セキュリティポリシー上ありえません。なぜなら、公的機関で使われているOffice製品はすべて Office 2007以降のはずです。互換機能で、あえて古い.xls形式にする理由が、職員の無知を除いてはないのです。

まして、以下の一例で紹介した『政府統計のe-stat』のシステムが、.xlsx 対応できていないことはありえない話です。

マイクロソフトからは .xlsx 形式対応の無料ビューアーも提供されています。

「官僚主導、天下り先IT系企業への再就職多数」で導入されたマイナンバー。公共機関のネットワークの2系統化は、ものの数年足らずで実行できても、みんなが使うファイル形式は10年以上前でも気にならない鈍感さは、どうにかしてほしいものです。

Microsoft Download Center
人気のあるOfficeダウンロード

https://www.microsoft.com/ja-jp/download/office.aspx

e-stat 政府統計の総合窓口

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do

.xlsや.doc ファイルに違和感を持たないIT後進国日本。

United States Census bureau

https://www.census.gov/en.html

米国統計情報のデータは意識することなく .xlsxです。

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