”外資系”メガバンクの日本占領政策 2016

東京三菱UFJ銀行(銀行名長過ぎ、以下「MUFJ」と省略。2018年4月に、社名から「東京」の文字が消えるようです。)の2つの報道発表に興味があったので、少し調べてみました。

結論は、日本のメガバンクは、MUFJを含めて、すべて実体は、外国の金融資本に支配されているということです。

―日本のメガバンクとグローバリズム―

株式会社 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFJ)の、コーポレートガバナンス資料には、外国人株式保有率30%、ブラックロックの大量保持が明記されています。

MUFJ

 

株式会社 三菱UFJフィナンシャル・グループ
コーポレートガバナンスPDF
最終更新日:2016年6月6日
http://www.mufg.jp/profile/governance/structure/pdf/report.pdf

資本比率を無理矢理分散して、BlackRock、その他の投資ファンドがでてこないように作成されています。これが日本トップメガバンクのコーポレート・ガバナンスだそうです。

割合の誤差はありますが、多少分かりやすく表を修正してみたのが以下の表です。上位の外資を一括りにして、足しても11%ですから、残り19%の外資がこの資料だけでは不明です。日本生命は、もっと下位に表示されるべきでしょう。

さらにトップに表示されている日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社の大株主のトップが、三井住友トラスト・ホールディングスと、りそな銀行となっています。が、三井住友トラスト・ホールディングスの大株主を調べると、日本トラスティ・サービス、日本マスタートラスト信託銀行他、になっています。大株主がループしている、茶番です。実態は外資系投資ファンドです。

modified

 

 

 

MUFJの2つの報道とは

1つめが、MUFJの国債入札の特別資格(日本版「プライマリー・ディラー」)の返上、2つめは、暗号化通貨・MUFJ コインの2017年発行です。

1つめの、マイナス金利下でプライマリー・ディーラーを続けて、国債を日銀から新規購入すると損します。ですから「そんなクソな権利は要りません」と、MUFJ、一行が代表となって言ったわけです。

『国が、国債の安定消化を図るため大手の銀行や証券会社に付与しているもので、財務省と意見交換ができる一方、すべての入札で、発行予定額の4%以上の応札が義務づけられます。(NHK NEWS WEB 下記URIより引用)』

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160614/k10010555651000.html

2つめは、Bit coinの賢い仕組み「ブロックチェーン」を利用したP2Pの暗号化取引『MUFGコイン』を、MFUJが2017年からスタートします、と宣言したことです。

Bit coinは、国際間取引で、銀行間取引よりも送金速度がeメールと変わらず圧倒的に早く、為替手数料なども存在せず、手数料も格安です。銀行を利用した海外送金が激減してしまう恐れがあるのです。イノベーションをGMOの熊谷会長はGlobisの公開番組で「破壊的創造」と語っていましたが、まさに、ブロックチェーンを使った暗号化決済は、通貨や銀行の概念を根底から覆しかねないイノベーションではないかと思います。そして、暗号化通貨は、国家や中央銀行などに頼らなくても回る仕組みです。銀行業務の淘汰に拍車をかける可能性のあるbit coinを避けずに、積極的に取り込む準備をMUFJは始めたのだと思います。

よく言われることですが、日本国民は日本政府に金を貸しています(国債を購入している)が、借金などしていません。

日銀が国債を低金利からマイナス金利にしても、メガバンクは中小企業や個人を相手にしないので、金融緩和策としての効果など出ません。外資系ファンドが日本株を購入する資金になるだけです。

それを分かり易く「MT銀行の中身は、国債金融資本がベースの『外資系』銀行です」と、公言したのが、苫米地英人氏です。検索結果でフランスとロシアの動画サイトにアップされてたので参考までに。

MXTVバラ色ダンディ6月16日オンエア 9:30 PMくらいから

Dailymotion:

Myvi.ru:
http://www.myvi.ru/watch/8VybXLtN0kOUv19MVmnURg2

国際金融資本だけが儲かる世界経済の仕組みの中で、イギリス国民もイラついているのです。23日のBRXITの投票結果を世界が注目しています。

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