世界中に住所を割り当てたwhat3wordsというアプリ

Gigazineに、『モンゴルの郵便業務を取り扱うMongol Post公社が、what3wordsを採用』と、あったので、わけもわからず、早速アプリをダウロードしてみました。(アプリはAndroidとiPhoneだったので、iPhone 6 plusからゲット。日本語対応はしていなから、英語版を使用。)

”what3words”とは、GPS(Google Map)上の3mx3m毎の位置情報を、3つの英単語で表示できるという、(よく分からないけど、多分、)画期的なサービスのようです。

とりあえず、「東京駅=Tokyo Station」で、検索すると、「voices.falls.exhaled」という、3つの単語が画面下に表示されました。緯度と経度をIPアドレスに例えれば、ランダムな3 wordsが “Map domain name” でしょうか。

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東京駅に割り当てられた 3wordsに近い場所が、イランとカナダの位置情報として表示された

ちょっとだけ、この凄さが分かる点は、この3つの単語を順番通りにきちんとメモしておけば、世界各国のZIPコードも、各国独自の長ったらしい住所表記方法が分らなくても、世界中の9平方メートル(≒10平方フィート)の位置情報を第3者に伝えることができるということです。

ZIPコードひとつにしても、たとえば英国は地名が入っていたり、各国違うようです。

「what3words」は、モンゴル遊牧民の住居表示にも便利だけど、ドローンの宅配業者も喜ぶと思います(軍事利用などには、絶対に使って欲しくないです…)。

what3wordsの位置情報アルゴリズムは分かりませんが、近接するエリア毎に細かくまとめられている住所表示のような感じはなく。ちょうどリーマンショックの後にニュース解説されていた、デリバティブの不動産情報のように、コンピュータだけが分かる、細かく細分化された、断片的な位置情報か何かで構成されているのではないかと思います。

Mt. fuji(富士山)を検索したら、”evaporation.biotech.decoys (蒸気・バイオテック・デコイ)”という単語が表示され、雪で覆われた山頂付近が表示されました! Tokyo Towerは「shiver.losses.tester (身震いする・失う・試験者)」。

参考サイトに挙げたbe inspired 2015.10と2016.6現在の3 wordsが変更されていました。いつのタイミングで変更されたのか、一定のサイクルで3 wordsは変更されるのか気になるところです。

気になるついでに、気になる場所(興味を持った場所)が、”What are 3 words?” なのか、探すのも面白そうです。電話のアルファベット・キーパッドを思い出しました。APPLE(1-7-7-5-3)とか、IBM(4-2-6)とか…。

mt-fuji

日本の都市部で位置情報を検索するならGoogle Mapか、AppleのMapsに直接住所か、ランドマーク検索のほうが簡単ですけど、海外や、コンビニもランドマークもないアウトドアや、ドライブ途中の位置情報のやり取りなどには、役立ちそうな予感がします。

話変わって、BrexitのUK国民投票を、先日世界中が注目し、誰もが、少なからず現在のグローバリズムとは何かを考えたのではないでしょうか。

what3words は、国も住所表示のない場所にも住所を与えてくれるという意味で、Brexitの衝撃と異なる、新たなグローバリズムの視点を与えてくれるアプリではないかと思います――。

全ての住所を単語3つの組み合わせだけで表現する「What3Words」がモンゴルで導入へ
Gigazine.net
http://gigazine.net/news/20160626-mongolia-three-word-address/

40億人に“住所”という「当たり前」を与えるアプリ『what3words』
Be inspired
http://beinspiredglobal.com/what3words

What3words.com
http://what3words.com/

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