高城剛トークライブ「21世紀の生き方」1時間09分を、5分にまとめた

Ultra Summary:
“LIFE IN THE 21st  CENTURY”
Presents by Tsuyoshi Takashiro

Youtube で見つけた、
再生1時間09分の高城剛(Tsuyoshi Takashiro)トークライブ「21世紀の生き方」2013.09.22を、約5分のテキストにまとめてみた。(まとめきれていない部分は、公開しながら修正) † Google translate misspelling “Takagi.” Correctly, “Takashiro.”

https://www.youtube.com/watch?v=2H6j-hZ4kSE

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イントロ:
2016年11月10日、アメリカ大統領にトランプ氏が当選した。

Brexit、アメリカ大統領選挙、もはやメディアの思惑通りに、国民は動かない。「62人:36億人」の巨大格差社会の中で、改めてこの「21世紀の生き方」には生きるヒントがあると思う。

2016年5月末、日本で開催されたG7サミットが終了して、安倍首相は消費税増税時期の延長を決定した。苫米地英人氏によれば、増税延期は2015年の秋に決定していたようだ。政治の世界にはシナリオがあるようだ。アメリカ大統領選のトランプ氏にはどのようなシナリオが描かれているのだろうか。数年前ならヒラリーの圧勝だったかもしれない。だけれど、アメリカ大統領選のシナリオ自体が、変化してきたのだろうか。それと、6月23日の英国のEU離脱=Brexitで、日本政府が描いた円安シナリオも崩壊しつつある。盤石に見えたEU合衆国構想という欧州超国家体制にも、クラックが入ってしまった。

GDPマイナス成長 アベノミクスの終焉か

BBC Japan
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35576396

プロローグ:

高城剛さん (以降、敬称略) には、表参道にあった彼の会社「Future Pirates」に、一度だけお邪魔したことがある。そのオフィスで、彼に1964年製(彼が生まれた年)のレスポール(確かサンバースト)を、見せてもらった。インタラクティブISPサービス「Franky Online」をローンチする直前だった。

さて、話を、 高城剛トークライブ「21世紀の生き方」 へ戻そう。

2013年9月アルゼンチン、
Coca Cola life のスライド写真から「21世紀の生き方」は始まる。

100年以上変わらなかった赤いコカ・コーラのブランド・カラーが、2013年にアルゼンチンで緑へと変化した。(Coca Cola life は2013年にアルゼンチンから試験販売された。中南米のチリ、メキシコ、そして、2014年英国、アメリカと世界を駆け巡り、2015年3月日本でも公式に販売されるようになった……。)

コカ・コーラが21世紀の資本主義の隠喩となり、債務不履行に直面したアルゼンチン(2013年。第7回目)の市民生活の状況へと進む。
アルゼンチンや、スペインの財政危機は、世界中が潜在的に抱えている問題であり、そのような財政破綻を迎えるのが「資本主義の未来」かもしれないと高城剛は語る。

Who will end capitalism?
If not you, who?

1%の持てるものと、99%の持たざる者を生み出す資本主義。
もはや多くの人にとって、幸せも楽しみも、もたらすことがないのが資本主義」と、高城剛は断言する。

(ブロガーによる補足:高城剛というクリエイターが、資本主義に否定的なだけの戯言と思う人もいるだろう。但し、高城剛のライブトークが2013年9月に行われている点に注目してほしい。2013年8月、フランスでトマ・ピケティが『21世紀の資本』「Le Capital au XXIe siècle 」を出版した。英訳版が出るのは2014年4月。トマ・ピケティが『21世紀の資本』で発表した内容は、「200年間の膨大なデータを、15年間の歳月を掛けて分析した結果、資本主義は格差社会を生む」ということだ。それまでの資本主義経済論は、「みんなをハッピーにする」というものしかなかった。フランスの経済学者が「資本主義はみんなをハッピーにはしない」と、膨大なデータを基に理路整然と4センチを超える分厚い(フランス語版、総ページ数950ページ以上)本で検証して、その本が、仏・米・日(世界10数カ国で累計100万部を突破)でベストセラーになったことも前代未聞だ。戦時体制下の欧米社会なら「赤狩り」の対象になるほど危険な論文だったと思う。

リーマン・ショックに端を発した世界的な不景気の中、ニューヨークの職につけない不満を抱えた若者達を中心にウォール街を占拠した「Occupy Wall Street」 が2011年9月17日起こったことは、トマ・ピケティも講義で話している。

Wikipedia 21世紀の資本
https://ja.wikipedia.org/wiki/21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E8%B3%87%E6%9C%AC

そして、2016年のアメリカ大統領選挙で、10億円規模の金で大統領の椅子を買おうとしている本命候補のヒラリー・クリントンが、明らかに「咬ませ犬」でしかなかった政治経験ゼロのトランプ氏に苦戦を強いられ、さらに、社会主義を公言するリベラルなバーニー・サンダース上院議員が、一時的にせよ有権者に支持されている――。そして逆転勝利した。これも、1%の人々が作り上げてきた大嘘が、暴かれつつある証拠ではないかと思う。共和党も民主党も裏では繋がっているから、そもそも関係ないのかも知れないが。

How to survive

「21世紀の生き方」結論 :
子供から老人まで、みんなに身に着けてもらいた2つの術
1.  Digital literacy
2. English learning

2. デジタルを習熟する
コンピュータがどんな仕組みで動いているのかをもうちょっとだけ深く理解する。ちょうど人体の仕組みや自動車の仕組みを理解するように、デジタルデバイスのメモリーやCPUが、いったいどんな機能を持っているのか、もうちょっとだけ技術的に細かいことを調べて理解することが重要だと、高城剛は説く。

なぜならデジタルは、誰かに何かを伝えるとき、必ず役に立つから

――例えば、いままでのTV広告はコカ・コーラや自動車メーカーのように大手企業しかメッセージを発信できなかったが、デジタルでは非常に安価で、「八百屋の店主が『今日、人参安いよ』」と、いうようなことを、その地域の多くの人に、伝えることができる。――

2. 英語を学ぼう
世界中のあらゆる場所でコミュニケーションするためにESL(English as a second language)は必要不可欠である。

20世紀の英語留学先は、「駅前留学」か、英国や米国への留学だったが、21世紀は、たとえば、ヨーロッパのマルタ共和国、アジアならフィリピンがお薦め。

ヨーロッパのEU加盟国はビザなしで自由に各国を往来できるようになった。スペインはヨーロッパ最大の観光大国。オランダ人、フランス人など沢山来る。だからと言って、ヨーロッパ人がお互いの国の言葉を話せるわけでもない。会話が通じなければ、せっかくの観光もコミュニケーションもできない。そこで、英語を共通語に使うことが普及してきた。ESLとして英語を話せるように、ここ10年でなってきた。
そしてヨーロッパ最大の英会話新興国がマルタ共和国。国策として一番の産業が、英会話スクールになった。

一方のアジアでは、7000以上の島々を持つフィリピンは隣の島民と会話をする手段として、近年、英語が使われている。

高城剛が参加した英会話スクール QQ Englishには、3歳の子供連れのお母さんから、70歳のおじいさんまで、色々な人がいたそうだ。
英会話留学は、語学を学ぶだけではなく、誰かに会いに行くという意味でも非常に面白いかもしれないと、高城剛は語る。

その他オンライン(スカイプ)を使った英会話スクール。毎朝マンツーマン(one to one)で話す、ワンレッスンが数百円。スターバックスでコーヒーを飲む値段で、誰もが家に居ながら英会話を勉強できる時代になった。
21世紀はテクノロジーを駆使すると場所に関係なく、新しい技術を身につけることができる。
詳しい内容は「21世紀の英会話・高城剛」をどうぞ。

ここで紹介した英会話スクールは先生が非常に優秀で全てがマンツーマン・レッスンだった。マンツーマンは語学を学ぶときに絶対的に有利だ。文法など覚える前にとにかく話す。
2-3週間でも体験すれば、あなたのその後の人生が変わると思う。(高城 剛・談)

TRiPORT Compathy Travel Magazine
今注目度No.1!  英語留学で人気上昇中のマルタ島とは?
(写真が多い)
http://blog.compathy.net/2015/01/01/maltaislandmalta-studyabroad/

THE WORLD IS FLAT
THOMAS L FRIEDMAN

世界中で使われているスマートフォンは一緒。
世界中で聞いている音楽も一緒。
どんどん世界はフラットになっている。

所得格差も縮まっている。
日本は所得の高い国だったが、急速に新興国に奪われている。

ALTERNATIVE WORLDS

米国家情報戦略局が、5年毎に発表している近未来レポート:2012年12月発行のタイトル
ALTERNATIVE WORLDS:「未曾有の多世界」(当ブロガーの訳。単なる「代替世界」なら、WORLDに S がつかないと思う…。高城剛はDiversityと言う。)

ALTERNATIVE WORLDS GLOBAL TRENDS 2030:
NIC
https://globaltrends2030.files.wordpress.com/2012/11/global-trends-2030-november2012.pdf

「グローバル・トレンド2030:未来の姿」(2012年12月版)
防衛省 – 海上自衛隊幹部学校|トピックス016
http://www.mod.go.jp/msdf/navcol/SSG/topics-column/016.html

CIANSAの上部組織 NIC=国家情報戦略局のリポートによれば、
今後17年間(15年間)で、
人類が体験したことのない変化が訪れる。

一言でいえば、Diversity。

Diversity 多様化

すでに地域独立の傾向が世界中で起きている。
スペインのバルセロナ、イギリスの
スコットランド、
オランダをはじめ各国で起きている。

今後20-30年、国の概念が希薄になる。
混沌とした
Mashup した、
わけのわからない状態が当面続く。

ONLY THE STRONG SURVIVE

Dual,
Hybridlife X
ハイリスクな時代だからこそ、
無理だろうと思えるような、
もう一つ別の手段を探してみる。

日本語と英語。
ドルとペソ(アルゼンチン)
月曜から木曜は田舎暮らし、金曜・土曜・日曜は都会で遊ぶ。
常に、同時に二つの可能性を追求することが大切。

The Four Most Important Things

1. 水と食べもの

飲料水は、地球上の水分のわずか3-4 %
世界の食糧の約
40%が、アルゼンチンとブラジルに集まっている。
それ(水と食糧)を、今後世界人口70億~90億人が奪い合う時代が来る。

(注:ライブトークでは、水の40%がアルゼンとブラジルに集中しているように話しが続くが、南米への食糧生産・依存度が高いと当ブロガーが編集した。)

2. エネルギー

電気を自炊する方法を世界中で考えている。
電気は電力会社から買うものでも、原子力発電反対と訴えるのでもなく、各々がエネルギーとどう向き合うのか考える時代になっている。

高城剛は、沖縄西表島 [map lat=”24.405857″ lng=”123.777990″] 西表カフェ[/map]で、2006年から風力発電所や農作物、海水を真水に変える研究などを行っている。

家庭のベランダで作れる米の栽培キットなども販売されているので挑戦してみて欲しい。

お米づくりに挑戦(やってみよう!バケツ稲づくり)JAグループ
http://www.ja-kizuna.jp/education/bucket/

3. 外交・コミュニケーション 

国がなくなる時代、個人レベルで外交や貿易を考える必要がある。

日本の畳がブラジルやスペインで高級家具として売られている現実。日本酒がフランスで人気。
日本でしか売れないと思い込んでいたものが世界で注目されるようになってきている。
できないと思っていたことを、個人レベルで考え・挑戦する時代が来ている。

4. エンターテインメント:娯楽

TVや映画を観るのではなく、自分で想像的な娯楽をつくることが重要。
「苦難の時代」には、自分で楽しいと思うのを見つけることが絶対必要だ。

ニューヨークでは、男子の編み物が流行っているらしい…。

END


以下は、未整理の部分。*Google 翻訳だと Taka-shiro が Taka-gi になっている。漢字は複数の読み方ができるからしかたがない。ちなみに”Taka Shiro” の日本語の意味は、「高い・お城(high-castle)」になる。

” 緑のコーラの味は、飲んでみなければ分からない。”

「この情報化時代、多くの人は、なんとなく世の中のことや世界を分かったような気になっているだけで、
本当は、自分で体験して感じてみないと分からないことが山のようにある。

緑のCocaColaが南米で売っているという情報を人に伝えることができても、その味まで伝えることはできない。
21世紀を本当に強く生き残るための力とは、体感や、経験を、多く持っていることだと、僕は思う。」
高城剛

あえて「コカ」なんて、コカインを連想させるような名前の、レシピ(成分)すら非公開で大量の砂糖と炭酸を充填した飲料は、もう21世紀には必要ないと思う。日本には、昔から麦茶や緑茶のカロリーゼロで水分補給ができる智慧のある国なのだから。(ブログ筆者・談)

資本主義の歴史

資本主義は悪い面ばかりでなく、多くのイノベーションを生み出してきた。
資本主義の歴史と出来事を振り返る。

1900年 ラジオが発明
1903年 ライト兄弟 世界初有人動力飛行に成功
1908年 T型フォード発売。デトロイト黄金時代の幕開け

1917年 資本主義 1.0誕生:
レーニンのロシア革命で社会主義が成立。
社会主義、共産主義の対立軸として、資本主義が確定する。

1920年 11月2日
アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグでKDKA開局

離れた場所の情報がリアルタイムで入ることで、分かった気になる人がすごく増えるのが情報化時代
投資⇒経済バブルの時代

1920年 世界恐慌
1923年 日本・関東大震災

1925年 日本初のラジオ放送が社団法人東京放送局(JOAK: 現NHK東京放送局)誕生

1945年 第二次世界
敗戦:国家財政破綻。

1963年人類初宇宙遊泳 ライト兄弟からわずか60年
1951年国産初のTV シャープが作る。

1964年 東京オリンピック
首都高速道路。東京モノレール、東海道新幹線開通。そして、
高城剛誕生!

1980年代 高城剛プログラマー時代
TCP/IP 登場

1989 年 ベルリンの壁崩壊
資本主義 2.0
グローバリゼーション

20世紀は進歩が速かった、21世紀の進歩はもっと速い!
20-30年、劇的に世界が変わる。
5年前は、誰もスマートフォンを使ってなかった。

TOWN & COUNTRY

「田舎と都市」の往復生活は、財政破綻国家の特徴か?

アルゼンチン:
若者の都市での失業率が高く、田舎で農業をする若者が増えている。
月曜日から木曜日までは田舎で一生懸命に働く。
その代わり、週末は、その収穫物を都市に運んで物々交換 [TRUEQUE] したり(お金を信じていないから)、
散髪のような色々なサービスをして、物々交換や地域通貨に換えて、友達とクラブへ行ったりしている。

スペイン・バルセロナ:
高城さんの生活拠点のひとつバルセロナも2013年国家財政破綻に直面していた。
20代の失業率が60%を超え、週の前半は実家の田舎に戻る若者が増えた。
そして週末は友人に会うために都市に戻る。

同様に、20年間ソビエト連邦が崩壊したロシア・モスクワでも、
彼は似たような光景を目の当たりにしていた。

都市と田舎の二重生活は国家財政破綻する国の特徴なのだろうか?
そうではなく、LCC の発展などもあり、
金持ち、貧乏人関係なく、世界中で旅行が盛んになって、
みんなが、あっち、こっちへ旅行する時代になったという。

21世紀最大の産業は観光産業
世界GDP の 9.2%を超える

 

このトークライブは、2013.09.22行われたトークライブの第2回目の動画だ。
「スライドだけ用意して、話は即興でまとめた」と、動画後半で高城剛は話している。

デフォルト国アルゼンチンに現代の「桃源郷」を見た
論説委員 太田泰彦 日本経済新聞電子版 2015/1/25 7:00
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82291540T20C15A1000000/?df=2

 

ここまで、読む人は少ないと思うので、さらに、高城剛。

彼のパッキングの本に出雲大社のモバイル神棚というのが掲載されていた。日曜(2015.12.13)に六本木に行って買ってきた。夕方にもかかわらず女性の参拝者が多かった。

話し変わって、オバマ大統領は、もう、引退後の生活しか考えてないだろう。アメリカは事実上デフォルトしている。2015年は債務超過を青天井にして、避けただけで、デフォルト(仮に、ならなくても実体は債務超過国に変わらない)のカウントダウンはとっくに始まっている。米国債を大量に買わされている日本、中国も無傷ではすまないと思う。ただし、2016年5月、広島への訪問は、どんな戦略があるにしろ勇気ある行為だとリスペクトしている。原爆投下が戦争の早期終結のための絶対的正義というアメリカの偽りの価値観を、彼が一部にしろ、塗り替えてしまったのだから。

2016年5月28日NHKの特番で「欲望の資本主義~ルールが変わる時~」という番組が放送された。

世界的なノーベル賞受賞経済学者を中心とした、資本主義をテーマとしたドキュメンタリー番組だった。資本主義が崩壊するとは語られていなかったが、あきらかに資本主義に変化が求められていることは誰の目にも明らかであり、それについて、アダム・スミスの 『道徳感情論』と『国富論』で、エンディングとなった。18世紀の「学問の神様」に経済を信託する時点で、21世紀の不確実性が露呈していると思った。

最後に、私は、社会主義者でも、共産主義者でもない。

なぜらなら、競争原理の働かない社会主義が国民のやる気を奪い、第一次産業すら衰退させた歴史的事実を、私は知っているからだ。
理想的なら社会なら、ベルリンの壁の崩壊、ソビエト連邦の解体、天安門事件も起こらなかっただろう。
社会主義、共産主義、資本主義のどれか一つを選ぶとしたら、私は迷わず資本主義を選ぶ。

ただし、資本主義は欠陥だらけなので、改良を加えていかなければならない。
改良手段として、明らかに失敗した社会主義、共産主義を選ぶわけがない。

インターネットが既存メディアを崩壊させ、今、Blockchainが国家や中央銀行の既得権益を少しずつだが揺るがしている。
私は、そんなIT主導の社会に、未来を変えるチャンスがあると思っている。

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